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このコーナーは、ブログにお引越ししました!

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「名物かき氷!復活大作戦」

草香 恭子 作   pon-marsh 絵

岩崎書店 (2021/06/30)

転校先で出会ったかき氷屋のおばあさん。親友に食べさせたくて、弟子入りすることに。祭りの一日だけ復活すべく奮闘する。

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「ひえひえひんやりツアー」

楠章子 作/あおきひろえ

あかね書房(2021/5)

商店街の福引で不思議な旅行券を当てた男の子。

その晩、家にドクロがむかえにやってきた。さそわれるままに家族でついていくと、そこは氷の国「ひえひえランド」。オーロラをながめて、冷たい食べ物に、氷の宮殿でおもてなし。ひえひえで気持ちいいけれど、さすがに寒くなってきた。アイス夫人のおもてなし、氷風呂をことわると、怒りにふれて、あたり一面、真っ白な世界に……。

読めば涼しくなって、ちょっとこわ~いお話絵本。

『氷室のなぞと秘密基地』

中谷詩子 作/よこやまようへい 絵

国土社 (2020/7 )

 

春馬と哲平の夏の楽しみは、花さん特製のかき氷だ。

花さんから天然氷と氷室の話を聞き、氷室跡の探検に行く。そこで見た不思議な光景に心を奪われた二人は、秘密の基地を作るが…。

歴史を背景に描く少年たちの冒険と発見の物語。

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『おむすびころりん はっけよい!』

森くま堂(作) 廣川沙映子(え)

偕成社 (2020/7)

 

あるところに、さんかくおむすびのくにと、まんまるおむすびのくにがありました。二つのくには、たいそう、なかがわるかったのです。

おむすびたちの戦争と平和。どんなに違いを言いたてても、しょせん、米粒は米粒。 さあ、勝つのはどっちだ! 

人種差別に疫病、経済格差、世界じゅうに壁が張り巡らされた今、はたして、私たち人類は分断を克服できるだろうか? そう、おむすびたちのように。

デビュー作になります!

森くま堂さん、おめでとうございます!

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 『魔女裁判の秘密』

樹 葉 (著) 北見 葉胡 (イラスト)

文研出版 (2019/3/1)

 

十七世紀のオランダにタイムスリップしてしまった理沙は、不思議な術を使うおばあさんらと出会う。そこでは魔女裁判が行われ、魔女秤で魔女と判断されると、火あぶりの刑になってしまうという。理沙と同じオーラをもつ少女アリーナを、火あぶりの刑から救い出し、理沙は元の時代にもどることができるのか。タイムリミットは六時間しかない。

樹葉さん、デビューおめでとうございます!

児童文学者協会 関西センターの創作講座から生まれた一冊です!

 『がんばれ給食委員長』 

中松 まるは (著) 石山 さやか (イラスト),

あかね書房(2018/11/30)

くじ引きで給食委員長になった小5の元木ゆうな。自分には向かないと思いつつ仕事をこなしているうちに、栄養士のバンビ先生の悩みを知る。問題は給食の食べ残し。そのことで、給食室のおばさんとも衝突している。ゆうなは、緊急で給食委員会を招集。食べ残しをなくすため、自分たちが大好きなメニューを提案するが……。学校給食の厳しいルールと現実にぶつかりながら、次第に自分たちで考えていく給食委員会の爽やかな挑戦!

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 「むこう岸」

安田夏菜(著) 

講談社(2018/12/6)

小さなころから、勉強だけは得意だった山之内和真は、必死の受験勉強の末、有名進学校である「蒼洋中学」に合格するが、トップレベルの生徒たちとの埋めようもない能力の差を見せつけられ、中三になって公立中学への転校を余儀なくされた。
ちっちゃいころからタフな女の子だった佐野樹希は、小五のとき、パパを事故で亡くした。残された母のお腹には新しい命が宿っていた。いまは母と妹と三人、生活保護を受けて暮らしている。
ふとしたきっかけで顔を出すようになった『カフェ・居場所』で互いの生活環境を知る二人。和真は「生活レベルが低い人たちが苦手だ」と樹希に苦手意識を持ち、樹希は「恵まれた家で育ってきたくせに」と、和真が見せる甘さを許せない。
中学生の前に立ちはだかる「貧困」というリアルに、彼ら自身が解決のために動けることはないのだろうか。
講談社児童文学新人賞出身作家が、中三の少年と少女とともに、手探りで探し当てた一筋の光。それは、生易しくはないけれど、たしかな手応えをもっていた――。

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やさしく読める ビジュアル伝記 7巻 「ヘレン・ケラー」

楠 章子(著) 佐々木メエ(絵) 監修東京へレン・ケラー協会 

学研プラス(2018/10/23)

カラーイラスト満載で、低・中学年から楽しく読める伝記シリーズ第7巻。病気で視力、聴力をうしなったヘレン・ケラーは、やがて障害や差別に苦しむ人々を救おうと力をつくします。ひと目で分かる人物ガイドと、偉人がもっと好きになる巻末とじこみ新聞つき。

いろのかけらのしま

イ ミョンエ (著), 生田 美保 (翻訳) ポプラ社 (2017/11/02)

プラスチックで作られたものがあふれるわたしたちのくらし。そして、消費され、捨てられた後のプラスチックが世界中の海をただよい、破砕されたマイクロプラスチックが生態系へ大きな影響を与えていることが、現在新しい海の環境問題として関心を集めています。
本書はこの問題を鳥の目線で描いた絵本。鳥たちのどこかさびしげな表情は、学習参考書からだけでは得られない「環境問題を考えるための感性」を読者の心に育みます。
韓国で初版が発行された本書は、世界で高く評価され、ボローニャ国際絵本原画展入選(2015)、国際ナミコンクールグリーン間ンド賞(銀賞)受賞(2015)、ブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌受賞(2015)。

デニムさん

今関信子 作  佼成出版社 (2018/7/18)

宮城県の縫製工場・オイカワデニムは、その高い技術で、今や世界的に知られる存在です。しかし、社長の死や不況など、これまでの道は決して平坦ではありませんでした。そして、2011年3月11日に発生した東日本大震災――。津波によって会社の倉庫や自宅を流されながらも、地域の人たちと手を取り合い、様々な困難を笑顔で乗り越えてきた当時の社長・及川秀子さんのこれまでの歩みと共に、工場の歴史と未来を描きます。

もしも、この町で

服部千春 作  ほうのきソラ 絵  講談社 青い鳥文庫 (2018/07/15)

沢木なぎさは、海辺の町にくらす小学6年生。民宿経営をしている家には、1年をとおしていろんなお客さんがやってくる。海開きにはまだ早い5月、大きな車に乗って東京から謎めいた宿泊客がやってきた。スケッチブックをかかえて、町のあちこちを見て歩くこの人たちは、どんな目的で来たの?仲良しのクラスメイトたちといっしょに、なぎさのドキドキの夏が始まります!小学中級から。

凸凹あいうえおの手紙

別司芳子 作 ながおかえつこ 絵 くもん出版(2018/06/16)

地域のおじいさんやおばあさんを毎月招待し、季節にふさわしいイベントを全校ですることになった“交流会”。大地が案内の手紙を届ける佐山さんだけ、返事が来ないようなのです。
直接手紙をわたそうとして何度も訪ね、ようやく見かけた佐山さんは……。白い杖をついていました。目が不自由な人が持つ杖です。
読めない手紙をどうすればいい? 話しかけて、その場で返事を聞く勇気が出てこない大地。そんなある日、点字で手紙を書くことに気づいたのですが……。

ともに明日を見る窓

 

きどのりこ 作  本の泉 社(2017/01/11)​

「児童文学」はトータルに人間を描くことのできる貴重な実験場。子どもたちの視点で語られ、多様な大人たちが登場する作品をご紹介します。ひこ・田中さん推薦!

なんでやねーん!

安田夏菜 作  魚戸おさむ 絵  講談社(2017/12/20)

さあ、これから給食! ぼくは手あらいソングに合わせて、一生けんめい手を洗うのが大好き。すると、いきなり後ろから、「マジメか!」と言われてバーンと背中をたたかれた。チャラチャラしたふんいきのクラスメイト、拓斗だ。たたいたばかりか、拓斗は、コンビを組んで、ふたりで未来のお笑い芸人をめざそうって言い出した。拓斗のさそいを断り続けているなかで、テレビでみた芸人さんの姿を思い出したぼくは、「かっこ悪いし、はずかしい」って言ってやった。そうしたら、あれだけしつこかった拓斗は、うつむいて駆けていってしまったんだ……。

ひかり舞う

 

中川なをみ 作  スカイエマ 絵  ポプラ社(2017/12/20)

明智光秀の家臣だった父は討ち死に、幼い妹は亡くなり、戦場で首洗いをする母とも別れ七歳にして独り立ちの道をえらんだ平史郎。雑賀の鉄砲衆タツ、絵描きの周二、朝鮮からつれてこられた少女おたあ。「縫い物師」平史郎をとりまく色鮮やかな人物たち――。激動の時代を生き抜いた人々の人生模様を描く!!

お母さんの生まれた国

 

茂木ちあき 作  君野可代子 絵  新日本出版社(2017/12/20)

未来は、お母さんの生まれた国カンボジアへ。カンボジアでは四十年ほど前に内戦があり、家族をなくしたお母さんは、難民として日本にきたのだ。物売りの少女に幼いお母さんの姿が重なる。首都プノンペンは近代的な街に生まれ変わっていた。でも、お母さんはなつかしそうに「街のにおいは、全然変わらない」と言った――。

夢見の占い師

楠章子 作  トミイマサコ 絵  あかね書房 (2017/11/30)

明治の世に、人里離れた小さな村を訪ねては薬を届ける“まぼろしの薬売り”、師匠の時雨と弟子の小雨。医者も薬もいらないという海辺の村の秘密や、流行病にかかった者を山に捨てる村などに出合いながらふたりは旅を続ける。そんなさなか、小雨が謎の組織にさらわれてしまう。その体に奇跡を起こす力があると噂されていたのだ……。近代化の進む時代に、根強く残る因習や迷信に立ち向かっていく、ふたりの薬売りの不思議な物語。

髪がつなぐ物語

 

別司良子 作  文研出版(2017/11/30)

長く伸ばした自分の髪を散髪して寄付する「ヘアドネーション」の日本における活動を、ボランティアとして参加する子どもたちを通して紹介する。

窓辺のふくろう

 

奥山 恵  コールサック社 (2017/10/17)

歌集です。作者は短歌結社「歌林の会」所属。1995年、第15回かりん賞受賞。評論集に『“物語”のゆらぎ』(くろしお出版 2012年、第45回日本児童文学者協会新人賞受賞)。2010年より児童書専門店「Huckleberry Books」店主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです。

花あかりともして

服部千春 作  紅木 春 絵 出版ワークス(2017/07/20)

12歳のわたしが昭和18年、ユウガオの花咲く季節へ。
70年の時をこえる不思議な夢で出会ったのは、出征する父と、その帰りを待つ家族の歴史だった……。
花禁止令や京都空襲など、いまだ知られざる史実に光をあてた物語を、人気児童文学作家がみずみずしい感性で現代の読者たちにおくります。

 

ワニと猫とかっぱ それから・・・

 

 

児童文学同人の会 花  神戸新聞総合出版センター (2017/06/07)

神戸から発信し続けて25年。私ども児童文学同人の会「花」が、みんなの力を集めてアンソロジーを出版いたしました。
お話のそれぞれに花が登場します。 わくわく、どきどきを贈ることができると願いつつ… 

ひらけ 蘭学のとびら

 

 

鳴海 風 作  関屋敏隆 絵  岩崎書店 (2017/05/31)

杉田玄白没後200年記念出版
小学校の教科書にも登場する杉田玄白と『解体新書』を題材にした児童向け歴史小説。玄白の幼少期から『解体新書』完成までの物語。

晴れ着のゆくえ

 

 

中川 なをみ  文化出版局 (2017/02/26)

晴れ着を巡る物語。――祖父は孫娘のため、むらさき草を育て紫根染めの晴れ着を作った。晴れ着は孫娘の誇りを育んでいく。やがて晴れ着は少女のもとを離れ、幾人かの数奇な運命と共に歩むことになる。

くじらじゃくし

 

 

安田夏菜 作  中西らつ子 絵  講談社 (2017/04/19)

むかしむかし、大阪の米問屋さんにおじょうさまが生まれました。あまやかされて育ったイトはんは力もちで、とにかくワガママ。「だれも飼っていないペットがほしい」と言いだし、頭をかかえただんなさまは、丁稚の定吉にペットさがしを丸投げです。こまった定吉が池のほとりで出会ったのは、一ぴきのおたまじゃくしでした。講談社児童文学新人賞出身作家がおくる、落語風の創作童話をお楽しみください!

山中伸弥物語 折れない心で希望をつなぐ!

 

 

上坂和美 作  PHP研究所(2017/02/07)

 

2012年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥先生。受賞にいたるまでの道のりは、険しいものだった。臨床研修医時代、手術に時間がかかりすぎ、整形外科医に向いていないと挫折。アメリカでの研究から帰国後、うつ病状態になり、研究にも行き詰まり……。最後に望みを託した奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センターで、ヒトの皮膚細胞よりiPS細胞を作る技術を開発することに成功。何度もどん底を味わった山中先生の生き方を通して、あきらめないこと、挫折してもめげずに粘り強く生きることの大切さを伝える一冊。
 

ばあばは、だいじょうぶ

 

 

楠 章子 作  いしいつとむ 絵 童心社(2016/12/20)

 

大好きな、やさしいばあばが、この頃変わってしまった。何度も同じ質問をしてきたり、とくいだった編み物ができなくなったり。ばあばは「わすれてしまう病気」なんだ。そして冬の寒い日、ばあばがいなくなってしまい…。

 

老い、認知症、介護といった、とても難しい、しかし誰もが避けては通れない問題を子どもの視点から描き出しています。記憶を少しずつ失っていっても、それでも変わることのない人間性、家族の繋がりを描き出す感動作です。

けん玉道の師 藤原一生物語

 

 

おちまさ子 作  PHP研究所 (2016/12/20)

 

けん玉は身も心も元気にする!けん玉が「生きる力」になるという点に注目して、世界中にけん玉を広めた藤原一生。その生き方と、「生きる力」を手に入れた人たちを紹介する。小学校中学年以上。

円周率の謎を追う

鳴海 風 作  伊野孝行 絵  くもん出版(2016/11/08)

円周率3.14が、まだ使われていなかった江戸時代。円に魅せられ、その謎を解明しようとした数学者がいた。彼の名は、関孝和。円周率の計算や、筆算による計算の発明など、数々の偉業を残し、日本独自の数学・和算を、世界と競えるレベルにまで押し上げた彼の、少年時代からの物語。

小学校5年生の算数の教科書(円の単元)に、必ずといっていいほど登場する関孝和ですが、その業績については、ほとんど触れられていません。彼の少年時代から壮年時代にかけての物語を通して、当時の数学・和算や関の業績について、わかりやすく伝えていきます。関孝和を題材にした初めての児童書。

透明犬 メイ

 

 

辻貴司 作 丹治陽子 絵 岩崎書店 (2016/08/31)

 

ぼくになついたのは、透明な犬! ?
いつもどおりの朝のはずだった、ある犬に出会うまでは―。
ぼくになついたその犬は「透明」だった。でも、なぜか特別な絆を感じたんだ。ドタバタ、やがてハートフルな物語!

ゆず先生は忘れない

 

 

白矢三恵 作 山本久美子 絵 くもん出版(2016/08/31)

 

いつもは明るいゆず先生が、地震防災訓練でふざけた教え子に話しはじめたのは、20年前にこの町で発生した大地震の体験談だった。

せなかのともだち

 

 

荻原弓佳 作  洞野志保 絵 PHP研究所(2016/0622)

 

ヒツジの毛とハリネズミのハリが、からまっちゃった!だれかにお願いしなければ、とれそうもありません。ところが、いつもえらそうにしているふたりは、やさしい顔つき、やさしい言い方ができなくて、みんなに断られてばかり…。第16回創作コンクールつばさ賞(童話部門)優秀賞受賞作!小学校低学年から。

レイさんといた夏

 

 

安田夏菜 作 講談社 (2016/07/07)

 

東京の中学校で一学期だけを過ごし、兵庫県の西宮市に転校した莉緒は、“汚部屋”にこもりっきりの夏休みを過ごしていた。そんな折、莉緒の前に現れたのはヤンキー少女の幽霊。莉緒は彼女を成仏させるため、身元探しを手伝わされるはめになる。「生前、誰かと触れ合ったとき」のかすかな記憶を頼りに、レイさんが何者だったのかを突き止める、奇妙な夏休みが始まった―。期待の児童文学作家がお届けする、この夏、最っ高の出逢い!小学上級から。

とらねことらたと なつのうみ

 

 

あまんきみこ 作 広瀬弦 絵 PHP研究所 (2016/07/01)

 

この前の水曜日、チイばあちゃんはとらねことらたに、なかよしのともちゃんとようくんは、夏休みに海の家へ行ったことをつたえた。海を知らないとらたは、海を見たい、行ってみたいといいだした。
とらたは画用紙をもってくると、チイばあちゃんに海と船の絵を描いてとお願いした。「海はふかく、遠くまでつづいていて、かぜはしおかぜ、とらたの好きなさかなもいるよ」と、チイばあちゃんは絵を描きながら教えてあげた。
すると、となりにいたはずのとらたが見あたらない。ふと画用紙を見ると、そこには描いたはずのないとらねこの絵が描いてあった。チイばあちゃんが、絵のとらねこのひげをさわってみると、やわらかなしめったものがチイばあちゃんの手をつかんだ。
しおかぜのにおいがして、チイばあちゃんが目をあけると、海にうかぶ船の上にたっていた。しかも、船の上にはとらたもいて、歌をうたっている。すると、むかいから白い船がやってきて……?

たまたまたまちゃん

 

 

服部千春 作 つじむらあゆこ 絵 講談社 (2016/06/15])

 

ここは京町商店街。食べもの屋さんや、洋服屋さん、花屋さん、八百屋さん、魚屋さん……。たくさんのお店が並んでいます。小学2年生のたまちゃんのうちは、〈さぬきや〉という名前のうどん屋さんです。町のみんなは、いつもたまちゃんを、「〈さぬきや〉のたまちゃん。」と呼びます。「わたしの名前は『玉美』なのに、『たま』って、まるでうどんの玉みたいやわ」と、たまちゃんは不満顔。同じクラスで、ケーキ屋のうちのプリンちゃんがうらやましくて、仕方ありません。そんなたまちゃん、プリンちゃんにかわってケーキ屋さんのお仕事を手伝うことになったのですが……。

大久野島からのバトン

 

 

今関信子作 新日本出版社(2016/06/25)

 

瀬戸内海に浮かぶ島・大久野島。野生のウサギが生息し、観光客でにぎわうこの島は、70年以上も昔、地図から消されたことがありました。戦争のため、国際法で禁止されていた毒ガス兵器を作っていたからです。部活で島を訪れた香織たちは、かつて自分たちと同じ年頃に、毒ガス作りに携わっていたという人物と出会います――。

若冲 ぞうと出会った少年

 

 

黒田志保子 作  (2016/05/10)

 

享保13年、将軍徳川吉宗の希望で、中国から船に乗せられ、「ぞう」が日本へきた。幼いころから絵が好きだった忠兵衛は、「ぞう」を自分の目で見たくてたまらなくなり…。絵師・伊藤若冲の少年時代を描く

空にむかって ともだち宣言

 

茂木ちあき 作 ゆーちみえこ 絵 (2016/03/10)

 

ミャンマーから転校生がやってきた。あいりはすぐにうちとけてなかよくなるが、給食のときにちょっとした事件が起きて…。それをきっかけに、クラスみんなで「アジアのご近所さん」ミャンマーのことや、日本にくらす難民についても学び始める。

泣かないで なかないで

 

 

あまんきみこ 作 黒井健 絵 (2016/02/22)

 

春の野原で、えっちゃんと子猫のミュウが夢中で蝶を追いかけています。蝶は、木の向こうに舞い上がったり、草の上を飛んだり。やっと捕まえたそのとき、別の蝶がやってきました。「心配しているのかな」えっちゃんは、蝶をそっと放してあげました。ところが…さあ帰ろうとしたとき、えっちゃんは自分たちがどっちから来たのかわからなくなりました。えっちゃんとミュウは、野原をあっちへ行ったりこっちへ来たり。迷子になったえっちゃんの目から涙がこぼれそう。ミュウも泣きそう。そのとき、どこからか「泣かないでよう」ーーその声はだれ?

ようこそなぞなぞしょうがっこうへ

 

 

北ふうこ 作  川端理恵 絵 (2016/2/20)

 

きょうは、なぞなぞしょうがっこうのにゅうがくしき。一年生になったてんちゃんが、しょうがっこうの門をくぐったら、がっこうのいろんなものがなぞなぞをだしてきて…小学1年生以上。

あしをなくしたウミガメ悠ちゃん

 

 

中谷詩子 学研プラス (2015/11/10)

 

「うわぁ、カメの前あしが、がっぽり食いちぎられているぞ。」漁師さんのあみにひっかかっていたのは、前あしが食いちぎられた、アカウミガメでした。サメにおそわれた直後のようで、きず口からは、まだ血が流れていました。「ひどいきず!」「ここまでかまれるなんて…。」きずをちりょうしたあと、一度はそのまま海に帰そうとしたのですが、短い前あしでは元のようには泳げません。そこで多くの人の協力のもと、ウミガメの人工ヒレを作るプロジェクトが始まったのです。 

わたしが子どものころ 戦争があった

 

 

野上暁 編  理論社 (2015/08)

 

神沢利子さん、森山京さん、あまんきみこさん、三木卓さん、角野栄子さん、三田村信行さん、那須正幹さん、岩瀬成子さん、児童文学作家8人にインタビューし、戦争の姿を子どもの目から伝える。巻末に関連年表と地図も掲載。装画=長谷川集平

茶畑のジャヤ

 

 

中川なをみ 鈴木出版 (2015/09/30)

 

成績優秀なのが災いして、クラスで仲間外れにされ、孤立していた周は、おじいちゃんに誘われて冬休み前にスリランカに行くことにした。スリランカの茶畑で茶摘みの手伝いをしている少女、ジャヤとの出会いによって、民族の対立で内戦状態にあったスリランカの歴史を知り、相対する民族の両方 の血を引くジャヤの民族の誇りと希望を知ることにより、自分自身の生き方を見つめ直した周は、「じっとうずくまっていても、自由は訪れない」という強い気 持ちを持って7日間のスリランカの旅を終えて、帰ってくる。

野原くん

 

 

石井英行 銀の鈴社 (2015/08/06)

 

歩人クラブと仲間たちこの詩集に収められた作品は、わたしが関わっている、自閉症や学習障がいといった発達障がいをもつ仲間たちとの活動の中から生まれたものです。彼等と語ったことや体験したことの思い出を一つひとつの作品の中に込めました歩人クラブは一年を通してカヌーやスキーなどの野外活動をするアウトドア派です。発足当時からのメンバーはすでに20代、30代の青年になっていますが、何時までも良い仲間として付き合いを続けています。また、彼らが描いてくれた絵(多くは私の似顔絵)は、詩の作品とは関係なく配しました。表紙画は、ボランティアの同志が描きました。

ちょあよ 韓国語

 

 

上坂むねかず  CD BOOK (2015/06)

 

韓国語学習を始めた当初は記号のようなハングル文字にすぐ挫折し、三日坊主の性格と年齢による記憶力の低下から学習は停滞…。そんなとき、「日本語と共通点が多いのだからそこから学んでみては?」という共著者からのアドバイスが!韓流ドラマとKポップにはまったのをきっかけに、50歳を過ぎてから韓国語の勉強を始めた著者が、たった1年で韓国語を話せるようになるまでのすべてをまとめたのが本書。

ケロニャンヌ

 

 

安田夏菜 講談社 (2015/04/23)

 

カイトくんはちょっと太めで、運動が苦手。体育の時間はカエル足打ちがうまくできなくって、恥ずかしい思いをしている。「運動神経ゼロ」って、同級生のヨシキくんとルカちゃんがからかってくるから、よけいに恥ずかしいし、みじめな気持ちになってしまいます。それだけじゃない。かわいがっていた、真っ白い毛にブルーの目をしたネコのマリニャンヌにつづいて、ちっちゃなみどりのアマガエルのケロポンまで、ジュミョウになって天国に行ってしまった。悲しくて悲しくて学校をお休みしてしてお昼まで寝ていたカイトくんのベッドに、へんな動物が「ふせ」をしたかっこうで現れた。

はらぺことらたとふしぎなクレヨン

 

 

あまんきみこ PHP研究所 (2015/04/21)

 

この前の金曜日、チイばあちゃんはおしいれのすみにあった、クレヨンの箱を見つけた。チイばあちゃん、ひさしぶりに画用紙をだして、何をかこうかと考えた。 そのとき、とらねことらたが窓からひらりととびこんできて、おなかがすいたとさわぎだした。チイばあちゃん、とらたに何が食べたいのか聞くと、ねこは魚が 大好きで、魚はタイに決まっているといいだした。チイばあちゃんが、真っ赤なタイの絵をかくと、とらたはその絵をパクンと食べてしまった。そして、おなかいっぱいになったとらたは、窓から外へでていった。そのとらたの体が赤くなっているように見える・・・

清政 絵師になりたかった少年

 

 

茂木ちあき 新日本出版社 (2015/02/25)

 

天明期の江戸。地本問屋・白子屋の跡取り息子・政之介は、気まぐれながら人一倍利発 な子どもだった。物心ついた頃から絵筆を握り、手当たり次第に描いた。鮮やかな「錦絵 」は江戸の庶民に人気があった。大店の跡取り息子が他の仕事に .・・.

河のほとりで

 

 

尾崎美子 てらいんく (2012/09/10)

 

「そんな人と付き合うあなたを信じることはできないわ」交友関係に口を出す母親。「大人たちは、将来ばかりを押しつける。子どもだって今生きてるのは明日のた めなんかじゃないわ。それに、今ステキに生きてなくて、大人になった将来ステキに生きることなんてできるのかしら。…」と主張する友達のはるか。青春前期 で煩悶する中学三年の淳子を描いたタイトルストーリー、ほか三編。

歌う樹の星

 

 

風野潮 ポプラ社 (2015/01)

 

地球に似た星、ランタナ星に赴任した水希。 到着早々、森林地帯で大きな瞳の少女を 助ける……。 21××年。星間飛行が可能になって100年余り。地球と同じ組成と重力を 持つ惑星ランタナ星に赴任することになった樹木医の資格を持つ水希。

ひらめきちゃん

 

 

中松まるは あかね書房 (2014/10)

 

葉月のクラスに、転校生のあかりがやってきた。前の学校では「ひらめきちゃん」とよばれていた彼女。あだ名の通り、ひらめきで男子のもめごとを解決したり、 左ききで上手に書写する方法をあみだしたりと大活躍!そして、あかりの親友になった葉月にも変化が…。小学生女子ふたりの元気でさわやかなストーリー!!

きせきの海をうめたてないで!

 

 

キム・ファン 童心社 (2014/08)

 

山口県上関町長島・祝島のまわりの海には、日本でもここでしか見つかっていない生きものや、世界的に保護されなければいけない希少な生きものが、くらしていま す。この海を知る人たちは、瀬戸内海の最後の楽園「きせきの海」とよびます。かれらがすむ「きせきの海」が、うめたてられるかもしれません。原子力発電所 をつくるために・・・

流れ星ぼくらの願いがかなうとき

 

 

白矢美恵 岩崎書店 (2014/9)

 

第31回福島正実記念SF童話賞 大賞受賞作品夜空の星に願いをとなえたら、流れ星リュウセイがやってきた! 夢をかなえてくれるって本当?ライバルにもライバルの星が!?夢に近づいたとき見えた本当に大事なものとは。

はなめぐるみち

 

 

秋月夕香 Japan Univarsal Poest Association (2014/08)

 

見開きの左が日本語の詩で、右が(英訳した)英語の詩になっています。四章仕立ての美しい詩集です。日本の詩は言葉の美しさが際だち、英語の詩は韻をふんだ響きがここちよく、こんな楽しみ方もできるのかと驚く感動の一冊です。

ユキとヨンホ 白磁にみせられて

 

 

中川なをみ 新日本出版(2014/07)

 

ユキは、廻船問屋の使用人として、買い付けに各地を飛び回っていた。人から人へ、ものは創り手の思いや文化を一緒に運んでいく――。信念をもって商いに精を だすユキ。有田の地で、朝鮮から無理矢理連れてこられた陶工たちと出会い、白い土が手に入れば、日本でも美し磁器ができるかもしれないと知ったユキは―

あの日とおなじ空

 

 

安田夏菜 文研出版(2014/05)

 

ひさしぶりに会った沖縄のひいばあちゃんは、顔をくしゃくしゃにして笑って、ダイキをむかえてくれました。でも、ダイキに戦争のことを聞かれた日、その笑顔 は急に消えてしまったのです。戦争のころ、ひいばあちゃんに、なにが起きたのでしょうか。その答えを教えてくれたのは、声の出ないキジムナーでした…。小 学中級から。

あしたも、さんかく

 

 

安田夏菜  講談社(2014/05)

 

小学5年生の3学期、クラスのイベントごとをいちいち仕切りたがる圭介。そんな圭介の前に、5年前に失踪したはずのじいちゃんが、突然、姿を現した。じいちゃんは、家族のことを顧みずに50歳で仕事を辞めて落語家に弟子入り し、酒でしくじり破門され、あきらめきれずに独演会を開いたはいいが、その費用を孫の圭介の貯金から失敬したという過去の持ち主。何とも奇妙なストーリー を表情豊かに語るじいちゃんの世界に、圭介はどんどん引き込まれていった--。

ねこのかんづめ

 

 

北ふうこ 学研教育出版(2013/07)

 

 

たくやくんの家のねこのトラキチは、さいきん、なんだか元気がない。かんづめのせいかと思ったたくやくんがピエロのかんづめやさんでかってきたかんづめをあけると、中からあらわれたのは!! 小学校入学前~小学校低学年のお子さん向け。

有松の庄九郎

 

 

中川なをみ   新日本出版(2012/11)

 

尾張の国・阿久比の庄。貧しい百姓家の若者たちは、新しい村への移住を決意す る―。だが、丁寧に耕して開拓した土地は肝心の作物が育たなかった。 藍の絞り 染めの技術を獲得すれば、なんとか暮らしをたてることができるのではないか― 生き残りをかけた庄九郎たちの試行錯誤の日々が始まる。

トキメキ 図書館 PART1 -二人のそらとわたし-

 

 

服部千春   講談社(2012/6/15)

 

今度の学校には、ステキな洋館の図書館が。クラスメイトや司書の先生、そして愛犬とともに、萌の胸ときめく新しい生活がはじまる!

まぼろしの薬売り

 

 

楠 章子   あかね書房 (2012/06)

 

薬売りの時雨と、おともの小雨。明治のはじめ、それぞれ悲しい過去を背負いながら、旅を続けていくふたり。薬のとどかないような町や村で病いに向き合い、人 びとと関わっていく。けもののふるまいを見せ始めた娘の秘密と親がくだす決断。病いで全滅したはずの村で悪人がねらうもの。あやまって薬を飲んで死にかけ る兄につくす懸命の手当て、まぼろしの動物がもたらす奇跡……。さらに時雨の秘密がからむ、謎と不思議の旅物語。

永遠に捨てない服が着たい―太陽の写真家と子どもたちのエコ革命

 

 

今関信子   汐文社(2012/02)

 

「わたしたちが大人になるまで、地球は待っててくれるの?」温暖化、環境破壊 が進む地球。エコを学ぶ京都の子どもたちは、地球の未来に不安を持っ ていま す。いま、自分たちになにができるのだろう。環境学習の先生となった一人のカ メラマンと、子どもたちのノンフィクション。

きみの町にコウノトリがやってくる

 

 

キム・ファン   くもん出版(2012/1/30)

 

兵庫県豊岡市で野生のコウノトリを捕獲し、人工飼育する試みがはじまってから四十年以上。コウノトリも住める豊かな自然環境作りへの取り組みは、全国各地 へ、そして東アジアへと広がりを見せています。 コウノトリを守り、コウノトリと共に生きていくために懸命の努力を続ける人びとの物語を丁寧に紡いだ、大人にもおすすめしたい児童向けノンフィクションで す。

とべ! わたしのチョウ

 

 

安田夏菜   文研出版(2007/10)

 

チョウは、生まれたての羽を、ゆっくり閉じたり開いたりしている。まるで、新しい世界で深呼吸しているみたい。石原さんとふたりで、しばらく見とれた。と うとう、チョウになれたね、みかん。みかん?ううん。この子は、みかんじゃないかもしれない。おばあちゃんがとってきた、別の幼虫かもしれない。でも、こ んなにりっぱなチョウになった。世界にひとつしかない、たいせつな命だね。内気なゆりの友だちは、アゲハチョウの幼虫みかん。みかんを育てながら、ともに 成長し、たいせつなものに気づいていく物語。小学中級から。

世界の食生活を変えた奇跡のめん

 

 

上坂和美   学研 初版版(2003/03)

 

めんの宙づり、具のフリーズドライ製法など次々と奇抜なアイデアを実現して完成したカップラーメン。手探りで失敗をくり返しながら、ついにカップラーメンの開発に成功した研究者たちの物語。

パンツ・パンツ・パンツ

 

 

上坂むねかず   小峰書店(2001/10)

 

1年生のまつもとゆうすけは、動物園でハンカチを出してびっくり。ハンカチじゃなくてパンツだったんだ。お母さん、もうすぐ赤ちゃんを産むので忙 しくて間違えたみたい。動物たちにしっかり見られて、パンツをとられちゃった!

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